財団法人梅ヶ枝中央きずな基金

ひとり親家庭の子ども達への教育支援に向けて

about

 

今や我が国は、あらゆる分野に競争原理を急速に導入した結果、極端な強者と弱者を生み出して、他方では医療・介護・年金等の社会保障が弱体化して社会全体のセーフティネットが崩壊しており、経済格差は一層拡大し固定化しつつあります。

経済格差が固定化すると、チャレンジをしても無駄という風潮が生まれ、次の世代への貧困の連鎖につながります。1980年代の前半までは,日本も総中流の時代と言われ「共生」の原理が社会に残っていましたが、今や「共生の原理」は失われつつあり、「競争の原理」が強調され自己責任が強くもとめられる時代となりました。

このような深刻な経済格差は、高齢者の老後不安を生み出すと共に、他方では、将来の日本の成長を担う子ども達にも深刻な影響を与えています。
例えば、子どもの貧困率を調査すると、年々子どもの貧困率が高くなり、OECDの資料によれば、子どもの貧困率は先進諸国の中で19位であり、7人に1人です。ひとり親家庭になると貧困率は一挙に跳ねあがり、ひとり親家庭の2人に1人が相対的貧困にあると言われています。

私も、父を戦争で亡くし、ひとり親家庭で母の苦労を肌身に感じながら育てられました。幸い先生などの周囲の人達の善意に支えられて40数年前に法律家となり、現在の弁護士法人梅ヶ枝中央法律事務所を創設し、今も弁護士業を営んでいますが、この度、私財をすべて提供して、金4億円を基本財産とした「公益財団法人梅ヶ枝きずな基金」を創設しました。
この基金は、ひとり親家庭や父母ともいない家庭、事情があって両親と離れて生活を強いられている中高生を対象に塾代等の教育資金の一部を支援しようとするもので、年間30万円から50万円を給付し、援助を始めた子ども達には高校卒業まで支援を継続し、その間、子ども達の成長を見守って行きたいと思っています。

援助を始めた子ども達の中から将来、日本の成長を担う有為な人材がひとりでも多く出ることを期待しています。

私たちは、支援の輪が拡がり、貧困状態にある子ども達の教育を支えることで、社会の貧困の連鎖が解消されることを願っています。

 

 

公益財団法人 梅ヶ枝中央きずな基金

代表理事name_03

名  称 公益財団法人梅ヶ枝中央きずな基金
所 在 地 大阪市北区西天満4丁目3番25号 梅田プラザビル2階
弁護士法人梅ヶ枝中央法律事務所内
目  的 この法人は、学習意欲が旺盛であり、または文化・スポーツでの技能に優れており、かつ健全な精神と高い志を持ちながら、経済的に困窮状態にあるため就学等の環境が整っていない次の者に対し資金援助を行い、将来社会に有為な人材を育成することを目的とする。
(1)  ひとり親家庭や父母ともにいない家庭の子どもで、大阪府内の中学・高校に学ぶ者
(2) 父母が揃っていても虐待・ネグレクト等で親の監護を受けられず児童福祉施設に入所している子どもで、大阪府内の中学・高校に学ぶ者
主たる事業 (1) 奨励金の給付事業
(2) 奨励金の給付対象となった者への支援、補導事業
(3) その他、当法人の目的を達するために必要な事業
設立年月日 平成25年10月25日
基本財産 4億円(2013年現在)